伝統工芸「姫革細工」

■伝統工芸「姫革細工」■
姫革細工とは・・・?
兵庫県は姫路市特産の「白なめし牛革」を手揉みでしなやかに仕上げ、
表面に模様を型押しして、一色一色すべて筆で絵付けした後に、表面をコーティング加工しています(防水・色落ち予防)。
白さの中に渋い艶が浮き出てきて使うほどに深い味のある色になります。
白鞣し牛革は、他の革にはない天然の白さと強さが特徴で、戦国時代・安土桃山時代には、
武将の鎧兜や馬具などに使用されていた素材。その装飾性の高さから、平穏な明治初期ごろには
煙草入・雪駄・草履・巾着・ガマグチ・文庫などの細工物を作る用になり、現代まで継承されています。
「姫革細工」は平成5年3月に兵庫県指定伝統的工芸品指定に指定され、伝統的革細工物として愛されています。